2012.06.25
一関市 世嬉の一酒造(株)様 土蔵倉傾き修正工事
一関市にある「世嬉の一酒造(株)」様は、江戸時代から続く由緒ある蔵元です。 江戸時代には初代横綱、谷風の後援者として知られた蔵元でした。 明治時代に明治天皇が平泉に行幸された際に休み処を提供させていただき、 靖国神社や明治神宮に当蔵で醸造した日本酒を献上しています。
社名には、ちょっとしたエピソードがあり、 大正時代、戦前の宮家の一つで「髭の宮さま」として知られた閑院宮載仁親王殿下が当所へお越しになりました。その際、「世の人々が喜ぶ酒を造りなさい」ということで命名されたもので、1957(昭和32)年、現社名としました。
文化人との交流もありました。古くは島崎藤村が寄寓し、 幸田露伴、北村透谷、内村鑑三といった人々との関わりもありました。 戦後直後には、まだ中学生だった作家、井上ひさし先生の一家が当蔵の土蔵で暮らしています。
現在、工場は移転し、かつて酒造りをしていた大正から昭和初期に建てられた蔵で地ビールの醸造や郷土料理などを供するレストランを営業しています。これらの酒蔵群は、1999(平成11)年に国の登録有形文化財に指定されております。
【世嬉の一酒造(株)様HPより抜粋】
こちらの写真が昨年の震災により被害を受け、土台と梁(高さ約5m程度)で約25cmも傾いてしまいました。
外観からはその傾きは感じられませんが、中からみるとかなり傾いているのが分かります。
この傾きを直す作業をこれから行います!!
作業をしていると、NHKのカメラマンが撮影にきてみたり新聞の記者がきてみたりとしております…。
とうとう弊社も祝テレビ出演なるか!!
・・・なんて雑念は捨てて、これからが真剣勝負!!これまでの経験と技術、そして知恵を 使い必ず直して見せます!!